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2017年11月25日(土)9:01

【ひと】市議会議長に就任した/嵩原 弘氏(63歳)

市民負託に応える議会運営を


嵩原 弘氏

嵩原 弘氏

 「経験豊かな議員と農業や福祉など専門分野を持った新人が当選した。そういったメンバーと一緒に特色ある議会をつくっていきたい」と抱負を語った。

 市議会の新しい議長に22日付で就任。初議会となる臨時会で議長職をスタートさせた。

 「これまでは議席から当局と対面していたが、これからは逆に全議員と対面する。緊張するが、気を引き締めて臨みたい」と話した。

 宮古島市の課題として▽合併後の地域間の格差▽増加する観光客への受け入れ体制▽少子高齢化の進展▽医療体制の充実-などを挙げ「現実をしっかりと把握し、行政と共に解決に向け取り組んでいきたい」と語った。

 市議会は9月定例会から一般質問に一問一答方式を導入した。これまでの一括質問方式も選択でき、登壇する議員がどちらかを選択することができる。

 「質問内容を充実させ当局と議論する中で、市民生活の向上が図られる」。当局から分かりやすい答弁を引き出すためにも、情報収集に努めることが大切だと強調。住民が直接選挙で首長と議員を別々に選ぶ「二元代表制」も示して「与党だからといってすべて賛成ではない。議会の議論の中から、行政に提言していけるような議会を目指したい」。市民の負託に応え、公正で民主的な議会運営に力を注ぐ考えだ。

 嵩原 弘(たけはら・ひろし)1954(昭和29)年8月28日生まれ。63歳。平良字東仲宗根出身。東京読売理工専門学校卒。旧平良市議1期。宮古島市議3期目。座右の銘「和を以て貴しとなす」。

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