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【特集】新年号
2019年1月1日(火)8:59

島の空から広がる未来/下地島空港旅客ターミナル

3月30日供用開始へ/大都市圏と海外が身近に


みやこ下地島空港ターミナルの外観完成予想図

みやこ下地島空港ターミナルの外観完成予想図

 三菱地所が整備を進める下地島空港旅客ターミナル施設がいよいよ3月30日に供用開始となる。昨年11月にはLCCのジェットスター・ジャパンが下地島-成田間で1日最大1往復2便の定期運航を発表。運賃も安価に設定された。今後も国内の国内大都市圏と海外を結ぶ便は増える予定で、新たな島の玄関口は宮古圏域と大都市圏、世界の距離感を確実に縮めてくれそうだ。

 同ターミナルを運営する下地島エアポートマネジメントは、昨年10月に施設の名称を「みやこ下地島空港ターミナル」に決定し、施設のロゴや店舗を発表した。

 施設は、キーコンセプトに「空港から、リゾート、はじまる。」を掲げており、自然の光や風を取り込む構造でリゾート感を演出している。

 さらにホテルのラウンジを思わせる施設内には飲食店のほか、食品や酒類、雑貨などを販売する物販店舗、免税店を設ける。

 飲食店の運営者には宮古島でもホテルなどを展開し、地元食材を使用したメニューを提供している沖縄UDSを選定した。

 保安検査を通過した乗客が利用するラウンジ棟と、飛行機に搭乗しない人も利用できるチェックイン棟にカフェなどを開設し、地元食材などを使った料理、軽食、ドリンクなどを提供する。

 国内外からの観光客を出迎える新たな空の玄関口としての機能を備える同空港。今後も国際線、国内線の両方を呼び込んでいく。

 国際線に関しては台湾、香港、韓国などを就航先として交渉を進めているほか、国内路線は、関西、中部などからの直行便就航も視野に入れている。

 ターミナル施設は鉄筋コンクリート造の地上1階建て。敷地面積は3万1580平方メートル、建物面積は1万3840平方メートルとなる。

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