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2012年4月4日(水)23:16

宮古島警察署長/宮城 英眞さん(55歳)

安心安全な島づくりへ


宮城 英眞さん

宮城 英眞さん

 「市民からの相談や要望は丁寧に受ける。関係機関へも丁寧に引き継ぐ」。3月23日付で着任し署員を前にそう訓示した。「手間を惜しまず、丁寧さを大事にすれば自らを律することにもつながる」。細かいところにも気を配るという姿勢だ。


 刑事畑を長く歩んだ。25年ぶりの宮古島勤務に「私の刑事の原点は宮古にある」と話した。

 「使命感がないとこの仕事はできない」「警察官は正義を体現できる存在」。言葉の端々から根っからの警察官という姿勢がのぞく。

 周囲の人たちや同級生たちからも「天職」だと言われるという。「そう言ってもらえればうれしい」

 飲酒運転や飲酒に絡む事件、事故の未然防止に徹底した取り締まりを展開する考えだ。

 「適正飲酒はもちろんだが、まずは大人自らが飲酒運転撲滅への意識付けを高める必要がある」と言う。

 社会情勢の変化により全国的に急増する青少年犯罪には保護者や教諭、関係機関との連携を強調。「犯罪の生まれにくい環境整備を図りたい」と話した。

 署員には、組織として効率的な動きを求めることから融和と団結を訴えた。

 「例えばトライ大会の安全運営に向けた共通意識を持ち、それに情熱を傾ける。そうしないと目指す成果は生まれない」。安心安全な島づくりへの思いは強い。

 宮城 英眞(みやぎ・ひでまさ) 1957(昭和32)年生まれ。55歳。南城市出身。駒沢大卒。82年警察学校入り。那覇署を皮切りに福岡県警捜査1課、八重山署副署長、県警生活保安課長などを経て宮古島署長。趣味は釣り。座右の銘は「至誠通天」

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