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2012年6月22日(金)23:04

市文化協会会長に就任/大城 裕子さん(49歳)

まずは聴くことから


大城 裕子さん

大城 裕子さん

 6年間会長を務めた友利吉博さんが勇退、宮古では初めての女性会長が誕生した。「1年余しか関わっていない私に何ができるのか悩んだが、改めて文化活動の大切さを認識、引き受けることにした」と謙虚。「前会長の企画力、行動力を振り返り、仕事の重さを感じている」とも。


 運営にあたっては、とにかく活動している部会の皆さんの思いに耳を傾け、どう支援していけば良いかを考えていきたいと前向き。迷ったとき、旧平良市時代2代目の会長だった父親・佐渡山正吉さんに相談した。答えは「人は何のために口は一つ、耳が二つあるの」と諭され、まずは、いろんな人たちの声を聴くことだと思った。

 文化協会の存在は、宮古島の自然と文化の保存、継承、大人たちが次世代に伝えていく役割がある。昨年入会して思ったことは、まず島の歴史を勉強し直すことだと宮古郷土史研究会に入会。「知れば知るほど、先人たちが誇らしく思える」と話し、受け継いだものをどう後世に引き継ぐかが文化活動であり、暮らしそのものであることを確認した。

 現在、個人会員が37人、団体A(10人以下)が15、団体B(10人以上)が26、賛助会員が13企業、特別賛助会員が1企業。着任のあいさつで各団体を訪問した。皆さんには、宮古の文化振興に頑張ってほしいと励まされた。その思いをきちんと受け止め形にしていきたいと意欲。

 大城裕子(おおしろ・ゆうこ)1963年平良狩俣に生まれる。宮古高校卒、青山学院大学卒。2005年「琉球コレクション・叶」オープン。同年、宮古島プロジェクト・宮古島キッズネット(夫と共同運営)。11年5月、宮古島市文化協会副会長。12年5月同会長。夫・智さんとの間に4男1女。

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