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2012年7月28日(土)22:48

沖縄宮古郷友連合会新会長に就任/古波蔵 和夫さん(73歳)

郷里出身の就学支援に意欲


古波蔵 和夫さん

古波蔵 和夫さん

 【那覇支社】県内の郷友会組織では最大規模を誇る沖縄宮古郷友連合会(推定会員数約6万人)の第20代会長に就任した古波蔵和夫さん(73)。先月28日の同連合会定期総会で、4期8年にわたり会長職を務め勇退した兼島恵孝前会長からバトンを引き継いだ。若年層の「郷友会離れ」が進む中で、郷友会の求心力を高め、若者を中心にした郷友会組織運営の重責を担う。そのための方策として、「郷里出身の児童生徒や学生に対して郷友会が積極的に就学支援を行うことなどが大切なのでは」と話す。


 「現在、郷友会は高齢者が多数を占めているが、若者も気軽に参加できるような連合会にしていくことが目標だ」として、郷友会の「若返り策」をさまざまな角度から模索している。

 その方法として、故郷宮古から沖縄本島に出てきて就学する生徒の「育英基金」の創設を連合会で検討していく考えだ。

 同連合会の傘下組織である各学区郷友会では「敬老会」やバレーボール、ゲートボール、運動会などの各種スポーツイベントが例年行事として定着しているが、連合会が主催する「クイチャー大会」(1万人規模)を催すことを目標に掲げている。

 「この1~2年でたたき台を作り上げ、10年掛かけてでも実現させたい」と話していた。

 古波蔵和夫(こはぐら・かずお)1939年下地字上地に生まれる。宮古水産高校卒。20歳で那覇に出て、電気店やスーパー経営に約20年間携わる。古波蔵組那覇支店長、同社専務を経て現在、同社顧問。妻ノブ子さんとの間に3女、孫5人。

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