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2013年6月15日(土)17:37

JAおきなわ宮古地区本部長/新城 武一郎さん(57歳)

農家とつながるJAへ


新城 武一郎さん

新城 武一郎さん

 「農協職員の原点は農家と接すること。畑に出向いて、作物の出来などについて農家と話し合うことも大事だ」。6月1日付で本部長に就任した。農家の長男として生まれ育ったためか、農業を思う気持ちは熱い。「農家とつながることで職員の意識改革を図っていきたい」。農業の魅力を発信しながら、就農支援に職員とともに取り組む決意だ。


 農業従事者の高齢化や後継者不足に加え、環太平洋連携協定(TPP)など、農業を取り巻く環境は依然として厳しい。だからこそ、JAは時代の変化に対応した改革が求められている。

 「キビや肉用牛、葉タバコは、ある程度の栽培技術は確立されていると思う。ただ、施設園芸は農家によってかなりの差がある」と指摘する。

 トウガンの産地として知られる上野地区と、他地区とは反収に大きな差があり、栽培技術の標準化が課題となっている。

 「農家同士が切磋琢磨し、栽培技術を高めていくことが大事」「少ない面積で高い収入を上げている農家は多い。それを実際に見せてやれば、若い人たちも意欲的に農業に取り組むのではないか」。そういった環境づくりをしていくのもJAだという思いは強い。

 新城 武一郎(しんじょう・たけいちろう) 1955(昭和30)年12月11日生まれ。57歳。城辺新城出身。帝京大卒。80年宮古郡農協入り。各支店などを歴任。前職は平良支店長。6月1日から現職。好きな言葉は「行動力」。趣味は盆栽。

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