安心、安全へ任務遂行

平良英俊さん

　宮古島勤務は今回で２回目。１９８６年に最初に赴任した当時と比べ「社会基盤の整備が相当進んでいる。総じて地域社会が安定している」との印象を持った。

　「住民や観光客が暮らしやすい宮古が理想。その中で、安心、安全の確保に責任を持つのが宮古島署なので、その任務をしっかりやり遂げたい」と抱負を語った。

　交通死亡事故２年連続ゼロ達成に関し「交通安全思想はじめ、規範意識の向上がみられる。結果が出ているということは、施策が良かったからだと思う。特に不具合がなければ、これまでの施策を継続していきたい」との考えを示した。

　ボランティアらとの連携について「地域のボランティア活動は県内でも活発なところと認識している。今後ともこの連携をさらに密にしていきたい」と話した。

　集団飲酒を含む少年問題について「警察は少年の非行防止が、課題になる」。

　集団飲酒が県内で非行少年が多い原因の一つといわれていると指摘した上で「少年補導は必要だが、その背景にあるものが重要だと思う」との認識を示した。

　平良　英俊氏（たいら・えいしゅん）　１９５９（昭和３４）年１月生まれ。５５歳。沖縄県うるま市出身。県立中部工業高校卒。１９７７年県警察採用。８６年宮古警察署刑事課捜査係長、警察庁刑事局捜査第２課（出向）、県警本部刑事部捜査第１課刑事指導官、同生活安全部少年課長、同刑事部捜査第３課長を経て現職。