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行雲流水
2014年8月7日(木)8:55

「酵素」(行雲流水).

 日本の食糧自給率(カロリーベース)は39%と低い。〝食の欧米化〟が原因だとする説が有力だ。食文化の変化がもたらす波紋は、「食の安全保障」への懸念ばかりでなく、各方面へ広がりつつあるようだ

▼子どもの肥満・ぜんそく・がん、大人の糖尿病・動脈硬化・アルツハイマー病などの増加も食文化と関係があるらしい。かつて健康長寿県日本一だった沖縄県では、往年の地位を取り戻すための取り組みを開始している

▼鶴見隆史氏の「酵素の謎」(祥伝社)によれば、欧米食には加工食品が多く、酵素(化学反応の触媒となる物質)がほとんど含まれていないとのこと。酵素の存在しない食生活を続ければ人間は必ず病気になる、と鶴見氏は警鐘を鳴らす

▼食物の消化や細胞の代謝に必要な体内酵素は1万種類以上もあるとのこと。体内で作られる酵素もあれば食物から取り入れる酵素もある。ところが酵素は熱に弱く、加工食品には酵素がほとんどない。そのため、細胞の代謝に必要な酵素が食物の消化にまわり、結果的に酵素全体の量が枯渇して代謝不全や消化不良を起こすという

▼生野菜や果物、発酵食品を多く取ることが体に良いようだ。ニガナやニンニク葉をみそ和えにし、屋敷内で栽培したバナナやパパイアを食べていた昔を思い出す。自分の手足を使い、自給自足で暮らす中に健康維持の秘訣があったのかもしれない

▼〝ぜいたく〟症候群が医療費負担増、食糧自給率低下を招いているようだ。ちなみに、沖縄の食糧自給率は6%(砂糖を除く)だという。

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