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2015年4月9日(木)8:55

市農林水産部長に就任した/砂川一弘さん(56歳)

農業所得の向上へ全力


砂川一弘さん

砂川一弘さん

 農林水産部の6課15係を統括する。職員は約70人。「宮古経済の一翼を担う部署に配属され、身が引き締まる思い。農家の高齢化や後継者育成、農業所得の向上など解決に向けて取り組むべき課題は多いが、職員一丸となって頑張りたい」と抱負を語った。

 部長に就任して1週間余りだが「魅力ある農業とは」「もうかる農業とは」などと自問自答の日々を送っている。「農家がどういったことを考えているのか。また行政にどういったことを望んでいるのかを直接聞き、課題の解決につなげたい」。農家に生まれたとあって、農業への思いは熱い。

 10月には宮古で36年ぶりに開催される県畜産共進会が控えている。地元の利を生かし、団体優勝や入賞牛を数多く出すことが求められている。

 「プレッシャーや不安はあるが、候補牛の選抜などの取り組みを進め、良い成績を残したい」と気を引き締めた。

 県内各地から訪れる生産組合や畜産関係者との交流もめったにない機会と捉える。「さまざまな人たちと情報交換し、さらなる畜産振興の発展を目指していきたい」

 全体の取りまとめという総務課での経験が長いことから、特に法令の順守義務には敏感だ。

 「市民の公僕としての自覚を忘れずに業務に当たっていきたい」。環境は変わっても、常に市民目線で考え行動する決意に変わりはない。

 砂川 一弘(すなかわ・かずひろ)1959(昭和34)年2月生まれ。56歳。上野出身。宮古農林高卒。81年旧上野村役場採用。総務課係長などを歴任。合併後は建設部道路建設課長補佐、総務部総務課長、総務部次長兼総務課長を歴任し現職。座右の銘は「継続は力なり」。趣味はゴルフ。

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