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2015年4月10日(金)8:55

沖縄振興開発金融公庫宮古支店長/玉那覇通男さん(55歳)

顧客との信頼関係維持へ


玉那覇通男さん

玉那覇通男さん

 宮古支店勤務は2004~05年度以来の2回目となる。10年ぶりの宮古島について「インフラ整備の急速な進展には目を見張るものがある」と語る。ハード面が整いつつあることから、今後はハードを運営するプレーヤーとなる民間事業者の役割が重要になると指摘。「インフラ整備の槌音が続く間に、民間の関連投資を重ねることで、持続可能な地域経済を築けるのではないか」との考えを示す。

 着任の年に伊良部大橋開通、宮古島商工会議所40周年、市制施行10周年という大きな節目を迎えることに縁を感じると話す玉那覇支店長。今後のキーワードとして「公庫と顧客との信頼関係」を挙げる。「宮古支店は事業所数に占める顧客数割合が高い。これは商工会議所の経営指導に基づく推薦を得て公庫が融資する無担保無保証の貸し付け制度の実績が堅調であるため。公庫、商工会議所、会員がこれまで築いてきた信頼関係を維持できるよう、中小・小規模事業者の資金需要にもきめ細かく対応したい」との思いを述べた。

 公庫と宮古島市、多良間村は14年5月に助言業務協定を締結。その際は担当課長を務めていた。「協定締結で事業の企画段階からサポートをすることができる。宮古では一括交付金や合併特例債を活用した大型プロジェクトがある。ドーム施設整備などでも公庫が持つノウハウを活用させてほしい」との考えを示した。

 玉那覇 通男(たまなは・みちお) 1960(昭和35)年1月生まれ。55歳那覇市出身。東京都立大学(現首都大学東京)卒、同大学院修了。86年に入庫。宮古支店業務課長、本店融資第一部課長(地域振興班)などを経て15年4月1日から現職。好きな言葉は「汝の足下を掘れ、そこに泉あり」。趣味は昨年秋、25年ぶりに勉強を再開した英会話。

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