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【特集】新年号
2016年1月1日(金)9:05

志高く、花園へ/宮古高校ラグビー部.

部員7人…でもあきらめない


7人の高校生ラガーマンと指導者ら。夢は「花園」だ=宮古高校グラウンド

7人の高校生ラガーマンと指導者ら。夢は「花園」だ=宮古高校グラウンド

 「花園(全国高校ラグビー大会場)に行く」-。部員7人の宮古高校ラグビー部が夢の実現に向けて練習に励んでいる。7人では公式戦に出られないが、そんな現実を打ち消すかのように体をぶつけ合って技術と精神を磨く毎日だ。


 2005年に創部。本格的に部活動を始めると、県内強豪校の名護やコザと肩を並べるチームへと変貌を遂げた。10年、11年シーズンにおける2年連続準優勝がその実力を裏付けた。

 ただ、毎年部員の確保には頭を痛める。小池伸彦顧問は「汚い、怖い、きついという誤ったイメージが消えないようでなかなか入部してくれないのが現状」と明かす。外部コーチを務める細川明彦さんも「どうしても汚い、きついという印象が先行してしまう。そんなことはないんだが…」と話して首をかしげた。

 創部以後、最大で20人いたこともあれば数年前は3人ということも。部員数の不安定さが花園を遠ざける要因の一つでもある。細川さんは「人数が安定すれば十分に全国を狙える。素質は十分だから」と宮古の子供たちの潜在能力を高く評価している。


 期待するのは4月に入学する新1年生の加入だ。すでに細川さんが各方面で勧誘を始めており、公式戦に出場できる15人の確保に全力を注いでいる。

 顧問の小池さん、細川さんともに「少人数でも懸命に頑張っている子供たちのために何とか部員をそろえたい」と話す。「陽の当たる場所で、思いっきりプレーをさせてやりたい」。公式戦出場のためにサポートを続ける決意だ。

 「人数さえそろえば大丈夫」と話すのは主将の本村和穂君だ。「新入生に積極的に声を掛けて、試合ができる15人にしたい。それが僕たちにとっての自信になる」と引き締める。

 副主将の根間海渡君も部員確保を最重要課題に掲げる。「今の目標は試合に出ること。在校生、新入生問わずどんどん声を掛けていきたい」と話した。

 「花園」を合言葉に練習に励む7人の高校生。時に練習相手となる社会人ラガーマンは「彼らが花園を踏みしめる姿を夢見ずにはいられない」と期待する。

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