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【特集】新年号
2017年1月1日(日)9:17

新年を迎えて

代表取締役社長  平良 覚

代表取締役社長  平良 覚

 新年を迎えるにあたり、皆様のご健康とご繁栄をお慶び申し上げます。

 昨年中は宮古毎日新聞をご愛読頂きました事に対し厚く御礼申し上げます。

 宮古島の基幹産業であるサトウキビは、昨年は宮古製糖城辺、伊良部、多良間工場で年内操業が始まり、台風の影響もなく、天候にも恵まれて質・量とも豊作が予想されます。また、沖縄製糖も1月11日より操業開始の予定です。

 肉用牛も1頭平均が74万円で販売総額も45億円の大台を突破して過去最高を記録、全国的な子牛の不足から今年も好調に推移されることが予想されます。

 宮古観光も伊良部大橋の開通効果、関西、東京直行便の増便等、大型クルーズ船の宮古寄港の増加等で今年度末までには60万人の入域客が見込まれています。4月には宮古島市スポーツ観光交流拠点施設の落成が予定されており、トライアスロンの開会式やイベント開催等で波及効果が期待できます。

 宮古圏域経済も観光産業にけん引される形で好調に推移しており、有効求人倍率も昨年10月には1・42倍で過去最高と雇用環境は改善を続けております。

 昨年3月より始まっている平良港改良事業も大型クルーズ船等が接岸できるバースの整備が進んでおり、12月の供用開始を目指して埋め立て工事が進められています。明るく活気のある話題が多い年となりそうです。

 文化面では宮古文化協会が方言大会の開催等あらゆる面で活躍して多くの部門で表彰されています。芸能面でも「クイチャーフェスティバル」等各団体が活発に活動していることで郷土の伝統芸能、文化が着実に継承されています。

 昨年は宮古総合実業高校野球部が春の選抜の21世紀枠推薦校の候補になるなど児童生徒のスポーツ、文化等の活躍が目立った1年でもありました。

 一方では国の17年度予算案に計上されている宮古地区への陸上自衛隊の配備計画のほか、下地島空港残地利活用等、今後の行方が注目される大きな事案もあります。

 年明け早々の1月22日に宮古島市長選挙、市議会議員の補欠選挙、10月末から11月にかけて、2人削減の定数が24人になった市議会議員選挙も予定されております。昨年6月に宮古島市が実施した市民アンケートでも市政に関する問いでは「大いに関心あり」「やや関心あり」との回答が67・1%を占め、市長選、市議選は市民の最大関心事となっています。

 さて、おかげさまで本社は昨年9月に新社屋が完成しました。これもひとえにご愛読者、広告主の皆さまのご支援の賜物だと感謝いたしております。宮古の新たな情報発信拠点として「郷土に根ざした確かな視点」をモットーに、今後も充実した紙面の提供に取り組んでいく所存です。

 今年も皆様の御健勝と宮古圏域のさらなる発展を祈念申し上げて新年のご挨拶とします。

2017年 元旦
宮古毎日新聞社
代表取締役社長 平良 覚

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