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社会・全般
2021年11月11日(木)8:59

上層階から逃げ遅れ者救助/合同消防訓練を実施

市消防本部・南西楽園リゾート

 

屈折式はしご車や、ロープと担架(右上)を使って逃げ遅れた人を救助する訓練を行う消防隊=10日、ウェルネスヴィラブリッサ

屈折式はしご車や、ロープと担架(右上)を使って逃げ遅れた人を救助する訓練を行う消防隊=10日、ウェルネスヴィラブリッサ

市消防本部と南西楽園リゾートによる合同消防訓練が10日、同リゾートが運営するウェルネスヴィラブリッサ(上野宮国)で実施された。10階建て施設の8階の部屋から出火したとの想定で、ホテル従業員による初期消火や避難誘導、逃げ遅れた宿泊客を消防隊員がはしご車やロープを使用して救助するなど、万が一、発生するかも知れない火災を想定した実践的な訓練に取り組んだ。

今回の訓練は9日から15日までの秋季全国火災予防運動の行事の一環として実施された。ここ数年、宮古島では中高層階の建物の建設が増えていることを踏まえ、消防本部が南西楽園リゾートに協力を要請し、合同訓練として行われた。

訓練にはホテル従業員と22人の消防隊員のほか、屈折式はしご車、ポンプ車、救急車など消防車両5台が参加した。

8階にある部屋から火災が発生したとの想定で訓練がスタート。ホテル従業員が消防へ通報するとともに初期消火と宿泊客の避難誘導を実施。到着した消防隊は現場の状況を確認した後、消火活動と逃げ遅れた人たちの救助に取り組んだ。

救助訓練では、先端に人が乗ることのできるバスケットの付いたはしご車を使用して6階にいた人を地上へ避難させたり、人に見立てた人形を担架に乗せたり、消防隊員が抱きかかえた状態でロープを使って地上まで降ろした。

訓練終了後、市消防署の宮國勉署長が火災発生時の対応として、消防隊が到着するまでの初期消火が重要との認識を示し「ぜひ落ち着いて初期消火の対応に当たることに努めてもらいたい」と参加者に呼び掛けた。

南西楽園リゾート人事総務部の荒井力マネジャーは「何よりも火事を起こさないことが一番。予防、防火、防災に努めていきたい」と語った。


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