補正予算案など26件提出/市議会12月定例会が開会
一般会計17億円増求める/市長が提案理由を説明
市議会(上地廣敏議長)12月定例会が7日に開会し、座喜味一幸市長が、2021年度一般会計予算を17億2126万円増額させる補正予算案や子ども医療費助成の対象を中学卒業までに拡大するための条例改正案、旧城辺中学校施設を県外の学校法人に無償譲渡するための議決議案など計26議案について説明した。
市議会議員選挙で当選した議員にとっては初定例会となる12月定例会には、今年度の一般会計や六つの特別会計、公共下水道事業会計などを増額させる補正予算案11件、条例の制定や一部改正を行う条例議案7件、議会の承認を求める議決議案8件を提案。きょう8日には提案された議案についての質疑が行われる。
一般会計補正予算案の支出の主なものとしては、基金積立金に10億1884万円、生活保護扶助費に2億8560万円、庁舎解体事業に1億6400万円、障害児通所給付事業に6652万円などを計上した。
条例議案のうち「こども医療費助成に関する条例」の一部改正案は、22年4月診療分から子ども医療費の通院に関する助成対象を就学前から中学校卒業までに拡大させるもの。これにより入院、通院共に中学校卒業まで医療費が無料となる。
そのほか出産育児一時金の支給額を4000円引き上げる条例改正案や、図書館機能の廃止が決定された市立図書館城辺分館の民間利用を促進させるための条例改正案なども提案された。
旧城辺中の施設を無償譲渡させる議決議案は、同施設に宝塚医療大学の観光学部(仮称)を開設させる平成医療学園に無償譲渡することで閉校跡地の利用を促進させることなどが目的。
議決議案ではそのほか、伊良部屋外運動場整備工事(多目的運動場、建築)の請負契約の議決を求める議案などが提出される。