新規感染68人で過去最多/宮古島市
年明け早々、衝撃走る/市民から驚きと不安の声
市の新型コロナウイルスの新規感染者が6日、過去最多となる68人となった。島内でも年明け早々から感染が広がっていたが、一気に過去最多を更新するという想像を超えた拡大のスピードに、多くの市民から驚きと不安の声が聞かれ、新春を迎えたばかりの島全体に衝撃が走った。
近日中に飲食店のオープンを予定している40代の男性は「感染拡大を受けて保健所の窓口が閉まるというので急いで営業許可申請をし、何とか滑り込めた。また、長引くコロナ禍による半導体不足もあってか冷蔵庫などの設備も搬入がかなり遅れている状況が続いている。また、こうして感染拡大すると開店時期を含め先行きが見通せなくなるので本当に困る」と話した。
マリンレジャーショップ店長の40代女性は「先月までは観光客や修学旅行のツアーなども入っており、今月も予定があったが、このような感染拡大状況ではどうなるか分からない。まん延防止の適用はしょうが無いとは思うが、キャンセルとなると経営的にも厳しい状況になる。経済的な補償がないとやっていけない」と肩を落とした。
ホテル従業員の40代女性は「2月10、11日の連休前後は予約でほぼ満室だったが、キャンセルやコロナの状況を見て検討したいという連絡が入ってきている。コロナの感染拡大が、さらに広がるようだと大打撃を受けることになる」と不安げに話した。
農業の40代男性は「忘年会や新年会に参加したが、正月明けでこんなに増えるとは誰も思ってなかった。あす(7日)にでも新規感染が100人を超えそうな勢いだ。学校の部活が止まったので子供たちがかわいそうだ。早く収束してほしい」と述べた。