夜間外出控え、来島自粛/新型コロナ
「まん延防止」で市方針
座喜味一幸市長は7日、市役所で会見し、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、県全域で「まん延防止等重点措置区域」へ指定されることを踏まえて、市の対処方針を示した。このなかで、混雑している場所や夜間の外出をできるだけ控えることや不要不急の宮古島への来島自粛を求めた。
会見では、市でも初めて100人を超える陽性者が確認されており、1週間の陽性確認者が272人、療養者も過去最多になっていると強調。感染経路の多くが会食や渡航者との接触、同居家族であることを踏まえて、「これまでの基本的な感染対策を徹底し感染拡大防止へ協力してほしい」と求めた。
飲食する場合は感染症対策認証店舗で4人以下、2時間で終了するよう訴えた。また、同措置期間中の飲食店舗等の事業所に対し、営業時間短縮の要請が出された場合は「協力してほしい」と呼び掛けた。一方、要請に応じ時短営業を行う店舗への市独自の補償については「現時点ではまだ」と明言を避けた。
市の公共施設に関しては換気や密にならない環境など感染対策を徹底し、通常通り利用可能とする方針を示し、利用時には「マスクの着用、手指消毒の徹底」を求めた。また、体調不良時や陽性者と接触があった人は「PCR検査で陰性が確認されるまでは利用しないで」と呼び掛けた。