学校休校、21日まで延長/市教委
児童生徒64人感染/「予断許さない厳しい状況」
市教育委員会は15日午前の臨時会で、新型コロナウイルス感染状況や拡大防止の観点から市内幼小中学校の臨時休校を21日まで延長することを決めた。会見で大城裕子教育長は、家庭内感染から学校内感染が予想され医療関係および保健所業務の逼迫(ひっぱく)状況につながる恐れがあると強調し「予断を許さない厳しい状況」と述べ、保護者らに理解と協力を求めた。市教委によると、14日時点での感染状況は幼稚園児5人、小学生45人、中学生17人の計67人。職員は12人が感染している。
臨時休校は11日から17日までの予定だった。
休校期間中は引き続き、感染対策を十分に行いながら、児童生徒の「学びの保障」としてオンラインを活用した学習指導、心身の健康状態の把握を徹底する。家庭でオンライン接続が困難な児童生徒については、学校で受け入れるなどで対応。中学3年生については、受験を控えているため学校の感染状況や実情に応じて時間と場の分散に留意し、学校での受け入れも含めた学習支援を行っていく方針を示した。
現在、中学3年生は北、城東、下地で約120人を受け入れている。また、それ以外にも中学校1・2年生を受け入れているという。
感染状況次第では休校が長期にわたる可能性もあるが、大城教育長は「(来週以降の)延長は状況を見極めて判断したい。減少傾向が続けば、来週以降に学校を再開できるかもしれないが、感染者数だけで学校再開を判断するのは難しい」と話した。
また、「(休校が)長期にわたる場合は段階的に学校を再開していくという形を取らないといけないと考えている、その際には分散登校や短縮授業が考えられる。それと並行してオンライン学習で学びを支援する。臨機応変に対応していきたい」と述べた。
最後に「この時点で学校再開は児童生徒の安心・安全面を守れないのでは無いかと考え、休業措置を延長する。保護者には負担を掛けるが理解と協力をしてほしい」と話した。
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