04/19
2024
Fri
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済
2023年1月18日(水)8:59

アーサ JAS規格取得

宮古島漁協と島酒家が製造/「宮古島産」銘柄で全国販売

 

JAS認証を報告する栗山組合長(中)と石黒社長(左)=17日、市役所

JAS認証を報告する栗山組合長(中)と石黒社長(左)=17日、市役所

日本農林規格(JAS)登録認証機関は宮古島漁協と農業生産法人島酒家(南城市)が設立した、あおさ有機の会が、製造する乾燥有機アーサ(ヒトエグサ)について、認証した。アーサでJAS有機規格を取得するのは同会が初めて。今月末から始まる今期収穫分から認証シールを貼った「宮古島産有機あおさ」として全国販売する。17日、宮古島漁協の栗山弘嗣組合長と島酒家の石黒新海社長が市役所に座喜味一幸市長を訪ね、認証を報告した。

登録認証機関は昨年12月27日、JAS法に基づいて乾燥アーサを審査し、有機JAS規格および技術的基準に適合し、適正な管理体制であると認証した。

島酒家はドライ水産加工品、ドライ農産加工品の製造を行っており、全国の生活協同組合(コープ)や有名スーパーの成城石井、東武デパートなどと取り引き実績がある。

宮古島漁協は大浦湾と狩俣でアーサを養殖している。栗山組合長は「島酒家と共同で立ち上げた有機あおさの会が、アーサで全国で初めてJAS規格の認証を受けた。今期の収穫分からJASの認証シールを貼って販売する」と話し、市長のトップセールスを要請した。

石黒社長は関東の量販店での販売が決まっていることや、また年内に国際基準になる見通しと説明し、欧州への販売展開を念頭に入れている。地元ではイオン琉球が販売するアーサをすべて宮古島産に切り替える方向だという。「今回のアーサのオーガニックというのは初めてで、業界でも驚くような取り組み」と評価されている。同社は宮古島漁協で生産されるアーサを来期収穫分まですべて仕入れる契約を交わしている。

座喜味市長は「大変うれしいニュース。品質保証がされたということは大きな財産。有機で生産できるというネームバリューができた。今後、生産拡大に農林水産部でしっかり取り組みたい。販路、加工についても市として応援していきたい」と喜んだ。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!