03/28
2023
Tue
旧暦:2月7日 友引 乙 
産業・経済
2023年1月31日(火)8:59

養殖アーサの収穫始まる/大浦湾

JAS認定で販路拡大に期待

 

養殖アーサの収穫が始まった=30日、宮古島漁協

養殖アーサの収穫が始まった=30日、宮古島漁協

平良の大浦湾で養殖されている海藻の「ヒトエグサ」(宮古方言・アーサ)の収穫が30日、始まった。大浦漁港では宮古島漁協アーサ生産部会(松原幸夫会長)が収穫したアーサをトラックに積み込んだ。昨年11月の長雨や日照不足の影響が懸念されたが、ほぼ例年通りスタートした。この日は、漁船1隻が収穫を行い約180キロを水揚げした。

農薬や化学肥料などの化学物質に頼らない宮古島産の乾燥有機アーサは、昨年12月に日本農林規格(JAS)登録認証機関から、アーサとしては全国で初めて認証されている。

宮古島でアーサの養殖を行っているのは同会会員8人で、今期は16トンの種付けを行った。大浦湾は30トンの養殖が可能な漁場だが、受け入れ先確保などの問題から、計画的に生産している。

JAS認定を受けたことでヨーロッパへの輸出も進めており、さらなる販路拡大が期待される。来年は20トンに生産量を増やしていくことを計画している。

一方で加工場の生産処理能力が現在20トンということもあり、人の増員や設備の整備などの課題もあるという。

宮古島漁協の下村貴浩さんは「養殖網に種付けし沖出しした時期の長雨と先週のしけでアーサの成長に不安があった。生産者の皆さんが網を洗浄したり、漁場を手入れしてくれたおかげで、無事に収穫が始まり安心した。収穫量は減る可能性はあるが、品質は良いと思う」と話した。

アーサはみそ汁や天ぷらが一般的だが、最近はパスタやピザの具材にも使われているという。収穫は2月に入りピークを迎える。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年3月22日(水)9:00
9:00

目指せ、海洋ごみゼロ

ホテルに回収ボックス/宮古ブループロジェクト始動   市民や観光客が拾った海洋ごみを、ホテルに設置した専用ボックスに集め、市が回収するまで一時保管する取り組みが始まった。海洋ごみゼロを目指す「未来に残そう宮古ブループロジェクト」で4社が協力している。…

2023年3月22日(水)8:57
8:57

満員の観客、演舞で魅了

琉球國祭り太鼓 宮古支部自主公演   琉球國祭り太鼓宮古支部による自主公演「ぶどぅれ!」が19日、伊良部公民館で開催された。会場には用意していた椅子が足りなくなるほどの多くの観客が来場。出演メンバーらは勇壮で力強い太鼓の演舞で観客を魅了した。 今年度…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!