管内子ども人口8227人/前年を217人下回る
3年連続で減少続く/きょう「こどもの日」
5月5日は「こどもの日」。県宮古福祉事務所がまとめた2023年3月末現在の宮古島市の子ども(15歳未満)人口は、前年より214人減の8093人、多良間村は同比3人減の134人で、2市村合わせると8227人となった。管内では217人減で3年連続で前年を下回った。
市内を地区別に見ると、平良地区は前年比136人減の6000人。城辺地区は18人減の573人。下地地区は16人減の427人。上野地区は33人減の622人。伊良部地区は11人減の471人。すべての地区で減少する結果となった。
市の減少は3年連続。陸上自衛隊の駐屯地が開設された上野地区で増加があり、19年からは2年間増加に転じたが、21年以降は減少している。
村は6年連続の減少となった。15年までは200人を上回っていたが、16年から減少に転じた。17年に前年比7人増の184人となったが、18年以降は再び年間10人前後の減少が続いている。
国立社会保障・人口問題研究所の「日本の地域別将来推計人口」(18年推計)を参考に作成された将来の市町村0~14歳人口によると、2045年には宮古島市が6243人、多良間村が125人になる推計。現在と比較すると、市は1850人減、村は9人減となる予想となっている。
5日から11日までの1週間は「児童福祉週間」。子どもや家庭、健やかな成長について国民全体で考えることを目的に、厚生労働省が定めている。
期間中は▽児童福祉の理念の普及▽家庭における親子の触れ合い促進▽地域での児童健全育成活動の促進▽児童虐待への適切な対応―などの取り組みが、県や市町村、児童福祉施設などにより展開される。