03/26
2025
Wed
旧暦:2月27日 仏滅 甲 
教育・文化
2024年3月5日(火)8:59

「かぎやで風」披露/「さんしんの日」で演奏会

各団体が三線奏でる

 

宮古民謡保存協会の会員らが一斉に三線の演奏を行った=4日、久松公民館

宮古民謡保存協会の会員らが一斉に三線の演奏を行った=4日、久松公民館

「さんしんの日」の4日、多くの三線愛好者らが県内各地で一斉に「かぎやで風」を演奏した。三線の魅力を再確認し、伝統芸能の継承と発展を誓った。宮古島市でも民謡団体が演奏会を催し、宮古民謡を代表する「豊年の歌」などを披露した。

宮古民謡保存協

宮古民謡保存協会(砂川次郎会長)は午後6時半から、久松公民館で「ゆかる日 まさる日 さんしんの日大演奏会」を行った。会員と一般の愛好者約110人が参加し「かぎやで風」など計13曲を演奏し三線の音色と歌声を響かせた。

はじめに砂川会長が「多くの人が参加してくれて感謝する。東京や大阪からも来てくれた人もいる。きょうは皆さんが主役。堂々と演奏しましょう」と呼び掛けた。会員らの合図で「かぎやで風」を一斉に演奏。「豊年の歌」「なりやまあやぐ」などを次々と演奏した。

友人の演奏を聞きに来たという40代女性は「みんなで三線の音を合わせて気持ち良さそうに演奏している。以前から三線に興味があったので挑戦してみたいと思った」と話した。

 

宮古民謡協

宮古民謡協会(渡久山吉彦会長)は荷川取公民館で演奏会を開いた。同協会の会員ら約70人が参加して「豊年の歌」など11曲を演奏。三線と太鼓、笛の音、歌声が一体となり、会場を包んだ。

演奏会では午後6時の時報に合わせて「かぎやで風」の演奏を開始。宮古民謡の代表曲である「なりやまあやぐ」や「とうがにあやぐ」なども次々に披露した。

玉城流敏風会池間美代子琉舞研究所も参加し、一斉演奏の「かぎやで風」に合わせて、優雅な舞で花を添えた。

渡久山会長は「『さんしんの日』に集まっていただき、ありがとう。みんなで楽しい演奏会にしましょう」と呼び掛けた。

各研究所による斉唱や独唱も行われた。参加者らは伝統芸能の奥深さを再認識するとともに、民謡の継承と発展を誓い合った。

 

野村流保存会・伝統音楽協支部

琉球古典音楽野村流保存会宮古島支部(仲宗根玄雅支部長)と琉球古典音楽野村流伝統音楽協会宮古支部(波平重夫支部長)は4日、宮古南修館で演奏会を開いた。会員ら約20人が集まり、ラジオ放送に合わせて演奏し、三線の魅力を発信した。両支部の演奏会には琉球箏曲興陽会宮古支部(下里恵支部長)の会員も参加し、美しい音色で彩りを加えた。

ラジオの時報に合わせて「かぎやで風」を演奏した後、宮古民謡の「豊年の歌」や「なりやまあやぐ」なども披露した。

仲宗根支部長は「コロナで開催できなかったので、みんなで歌うことができることをうれしく思う。多くの市民にPRして三線を始める人が増えてもらえれば」、波平支部長は「保存会と一緒に開催できて良かった。『さんしんの日』に、多くの仲間たちと演奏できることに喜びを感じている。三線の魅力を知ってもらいたい」とそれぞれ語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年3月21日(金)9:00
9:00

シギラで海開き宣言

豊かな海へ、稚魚を放流/南西楽園リゾート   南西楽園リゾート(髙橋洋二会長)は20日、シギラビーチで海開きイベントを開催した。晴天に恵まれ、イベントでは稚魚の放流体験、SUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティの無料体験があり、地域住民や観光客…

2025年3月14日(金)9:00
9:00

観光シーズン到来へ

観光協、来月6日海びらき   宮古島観光協会(吉井良介会長)は13日、同協会で記者会見し、今年の海びらきを4月6日に下地与那覇の前浜ビーチで開催すると発表した。「第47回サンゴの楽園未来まで 集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」を皮切りに宮古島では本格的な…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!