政治・行政
2025年5月27日(火)9:00
上昇傾向も2割に満たず/各種がん検診受診率
大腸がん検診 20歳以上は無料に
市健康増進課はこのほど、2024年度の各種がん(肺がん、大腸がん、胃がん)検診の20~39歳と40歳以上のそれぞれの受診率をまとめた。宮古島市における死因1位は悪性新生物(がん)で、部位別の死亡数が最も多い肺がんは、40歳以上が12・9%、40歳以下は4・8%となり、わずかではあるがともに前年度を上回った。大腸がんや胃がんも受診率は上昇傾向にある。しかし、各検診での受診率はどれも2割に満たず、まだまだ受診者は少ないといえる。市は対策として、今年度から20歳以上すべての人の大腸がん検診(検便検査)を無料としたほか、23年度から始めた抽選で豪華景品が当たる受診キャンペーンを今年度も実施し、受診率向上へ取り組む方針だ。