城辺地区 統合中候補地に西城中承認/市教委臨時会
プール建設の要望も
市教育委員会(宮國博教育長)の第3回臨時会が7日、市役所城辺庁舎で行われ「(仮称)城辺地区統合中学校」の設置に係る候補地選定の議案について審議し、統合中学校の用地候補を西城中学校とすることを全会一致で承認した。
また、複数の委員から現在の西城中にはプールが無いことが指摘され、統合中学校にプール建設を求める声が出され今後、建設基本計画などを審議するために設置される予定の統合協議会に市教委からの意見として示されることとなった。
プール設置について、委員からは「沖縄は全国的にも泳力が弱いといわれており、プールの設置は必要」などの意見が出された。
これに対して、宮國教育長は「市が進めている市民プール建設のこともあり、そうした計画を見据えながら設置するのか、しないのかを判断したい。しかし、プールを建設する用地は確保してあるので、設置するとなっても問題ない」と説明した。
城辺地区の4中学校については現在、統合して一つの中学校にする作業が進められており、今月1日に行われた城辺地区統合中学校用地選定委員会(委員長・長濱政治副市長)では評価が最も高かった西城中が候補地に選定され、市教育委員会にその内容が答申されていた。
同選定委員会では、五つの評価項目(敷地面積、既存施設の整備状況、利便性、敷地条件、事業の経済性)で採点した結果、西城中が各項目で高い評価を受け730点(800点満点)を獲得。以下、城辺中、砂川中、福嶺中の順だった。
今後は、市長決裁を経て市議会9月定例会に条例改正案が提案され、可決されれば正式決定となる。