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政治・行政
2017年8月26日(土)9:06

寄港者4カ月で17万人/海外クルーズ船

受け入れの課題も確認/宮古島環境整備連絡協


クルーズ船寄港実績の中間報告などについて説明を聞く参加者=25日、平良港ターミナルビル大研修室

クルーズ船寄港実績の中間報告などについて説明を聞く参加者=25日、平良港ターミナルビル大研修室

 2017年度第1回宮古島クルーズ客船誘致・受入環境整備連絡協議会が25日、平良港ターミナルビル大研修室で開かれた。今年度のクルーズ船寄港実績の中間報告が行われたほか、現時点での受入環境の課題点などを確認した。4月から7月までに寄港した乗客、乗組員の総数は17万3274人だった。

 今年度4月から7月までのクルーズ船寄港実績は75回で、そのうち下崎ふ頭に接岸したのは48回、平良港沖に停泊しテンダーボートで港まで輸送したのは27回だった。

 総乗客数は前年同期比3万7137人増の11万2700人。総乗組員数は6681人増の6万574人、乗客と乗組員を会わせた総合計では4万3818人増の17万3274人だった。

 協議会では事務局を務める市観光課の担当職員が中間報告として7月までの寄港実績などを説明。現時点での受入環境の問題点として寄港後の交通手段となる二次交通の不足、一度に大勢の観光客が訪れることによる観光地の駐車場、トイレ不足、観光客によるごみ捨て、一部でしか対応できていない案内板の多言語化、市民の外国人観光客への理解不足などを挙げた。

 二次交通不足に関しては臨時路線バスや空港乗合ジャンボタクシーの運行で混雑が緩和されることに期待が示された。案内板の多言語化は一括交付金を活用して取り組む予定であること、外国人観光客への理解不足解消策としては外国からの観光客や海外文化に関するセミナーを開催する方針が示された。

 2020年供用開始を予している官民連携の国際クルーズ船拠点について、連携する船会社に優先寄港権が与えられことから、ほかの船会社が寄港できなくなるのではとの懸念を示す意見も挙がった。それに対し平良港湾事務所の林輝幸所長は、現在、改良工事が進められている漲水地区の岸壁が今年12月から暫定使用が可能となり5万㌧級の船が接岸できるようになること、2021年度を予定している整備完了後には11万㌧級の接岸が可能となり、クルーズ船を受け入れることができるようになることを説明した。


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