池間さん(城辺3年)最優秀賞/少年の主張宮古地区大会
優秀に源河(北中3年)、親泊さん(平良中3年)/各中学の代表14人が発表
第32回沖縄県少年の主張宮古地区大会(主催・県青少年育成県民会議、市青少年育成市民会議)が2日、市中央公民館大ホールで開かれた。各中学校から代表14人が出場。島の未来や自然、部活、人間関係、家族など、日ごろ考えていることを社会に訴えた。審査の結果、最優秀賞に池間薫さん(城辺3年)、優秀賞に源河葵さん(北3年)と親泊千明さん(平良3年)がそれぞれ選ばれた。最優秀賞の池間さんは、今月26日に那覇市で開かれる県大会に出場する。
池間さんは「成長すること」と題し、他人を気にすることなく、自身の目標に向かって突き進むことの大切さを訴え。好きなピアノが思うように上達しなかった時、父から掛けられた「昨日より今日、今日より明日。人間は常に成長する生き物」との言葉に励まされたことを綴った。
池間さんは、他人と比較して生きるのではなく、自分を超えるための努力が成長につながることを力説。「父の言葉を心に留め、私はこれからも自分自身に勝って成長していけるよう何事にも頑張っていきたい」と発表した。
表彰後、池間さんは「最優秀賞と言われて、びっくりして夢じゃないかと思った。人間は年齢に関係なく、いつまでも成長できるということを訴えたかった」と話した。
「表情を柔らかく、明るい声で発表しようと心掛けた」という池間さん。県大会に向けては「この大会で一緒に発表した仲間たちの分まで一生懸命、悔いのないよう頑張りたい」と決意を語った。
優秀賞の源河さんは「明日の約束-生きる-」、親泊さんは「自然からの贈り物」の演題でそれぞれ発表した。
今大会の進行には平良中の生徒が協力。司会を加持恵達君と下地陽香莉さん(共に3年)が務めたほか、発表終了後の審査時間には同中の生徒たちがアトラクションとしてダンスを披露した。
冒頭、あいさつした川満好信会長は「夏休み期間も一生懸命練習してきたと思う。その成果を発揮してほしい」とあいさつ。宮國博教育長が激励の言葉を、宮古教育事務所の下地政昭所長が祝辞を述べた。