産業・経済
2017年9月16日(土)9:04
台風の被害状況を確認
JAおきなわ大城理事長
JAおきなわの大城勉理事長は15日、宮古島に来島し、台風18号により大きな被害に見舞われた地域で被害状況を確認した。大城理事長は「今の段階で具体的にどうするかは分からない。国の制度であるセーフティネットでの対応も考えたい」と述べ、これから具体的な対応策を検討していく考えを示した。
JAおきなわ宮古地区本部の下地保造本部長らが案内した。大城理事長は、平良・城辺・上野・下地・伊良部地区で被害を受けた農作物や牛舎などを確認した。
台風18号は宮古島などを非常に強い暴風に巻き込みながら通過した。基幹作物のサトウキビや野菜類の農作物に被害をもたらした。「50年に1度」という大雨が降った。
大城理事長は狩俣地区のキビ畑も視察。「長時間の暴風で地域によっては被害状況の差がある。特に狩俣地区での被害が甚大である」と述べ、キビの全倒伏や折損、葉の裂傷などを確認した。
大城理事長は「宮古では干ばつに続き台風18号の影響を受けた。大量の雨で土壌が軟らかくなっている」と語り、今後のキビの生育に期待を込めていた。