04/24
2024
Wed
旧暦:3月16日 赤口 戊 
社会・全般
2018年2月2日(金)8:57

万一に備え実働演習

特定家畜伝染病防疫で/関係機関


噴霧器で消毒作業を行う参加者。本番さながらの訓練で万が一に備えた=1日、JAおきなわ宮古家畜市場

噴霧器で消毒作業を行う参加者。本番さながらの訓練で万が一に備えた=1日、JAおきなわ宮古家畜市場

 特定家畜伝染病の防疫実働演習が1日、JA宮古家畜市場などで行われた。県や宮古島市、JAなどから約50人が参加して侵入リスクを共有、実働演習を通して万が一の事態に備えた。

 演習は県宮古農林水産振興センターが主催。開始に先立ち植田修所長は「伝染病が侵入した場合、これを封じ込める極めて重要な訓練だ」と強調した。クルーズ船の急増に伴う侵入リスクの高まりを懸念し、「関係機関が連携して侵入防止に努めているが、万が一に備えて初動態勢を整えておくことが重要になる。緊張感を持って訓練に臨んでほしい」と引き締めた。

 この後演習を開始。はじめに比嘉ロードパークで車両消毒を行った。伝染病の侵入を想定し、車両の誘導から消毒作業、消毒確認書等の記入に至るまで本番さながらの訓練に当たった。

 車両消毒を終えるとJA家畜市場に移動。伝染病発生農場に見立てて一連の清掃、消毒作業を実施した。

 参加者は防護服の着衣から始めた。全身を覆う白の防護服に手袋や長靴も着用した。フードやマスク、ゴーグルの装着も手順に従って入念に行った。

 着替えを終えると畜舎で消石灰を散布する作業に着手。数カ所にまくと、竹ぼうきを使って畜舎の隅々まで均一に広げた。動力噴霧器も使用し、壁面や柱、床をくまなく消毒した。

 参加者は一連の清掃、消毒作業を通して特定家畜伝染病の侵入リスクに対する理解を深め、初動訓練の重要性を再確認した。 


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!