07/19
2025
Sat
旧暦:6月25日 赤口 己 
産業・経済
2018年3月30日(金)8:56

製糖操業 大詰め/サトウキビ

本島2工場、来月上旬終了


宮古地区の今期製糖操業が終盤を迎えている=29日、城辺砂川の宮古製糖城辺工場

宮古地区の今期製糖操業が終盤を迎えている=29日、城辺砂川の宮古製糖城辺工場

 宮古地区の2017-18年期サトウキビ製糖操業が終盤を迎えている。本島2工場と多良間工場は来月上旬、伊良部工場は来月中に終える予定だ。品質は各社上昇しており、4工場とも基準糖度(13・1~14・3度)に達している。

 沖縄製糖宮古工場と宮古製糖城辺工場は、原料(サトウキビ)の残量を踏まえて来月上旬に操業を終える予定だ。早ければ5日前後にも終了する見通し。

 宮古製糖伊良部工場は来月1日に行う残量調査の結果で具体的な終了時期が分かる。来月中に終えられるが、中旬に終了する可能性もある。同多良間工場は来月7~8日ごろがめど。

 沖糖は28日までに11万1860㌧を搬入、平均糖度は13・91度で14度に迫る品質まで上昇してきた。28日の日計では14・99度と高い実績が示されている。

 宮糖城辺は28日までに約10万3000㌧の搬入を終えた。平均糖度は13・53度と上向きで、沖糖と同様に日計では14・93度と高い品質となっている。

 宮糖伊良部は4万8000㌧を搬入している。平均糖度は13・94度と最も高い品質だ。日計では15・54度と地区内製糖工場で唯一15度台に達している。

 宮糖多良間の28日現在の搬入量は2万3400㌧ほど。当初12度台と低迷していた平均糖度は13・35度まで回復している。

 各社とも収量は平年以上になる見通しだが、品質は前期と比べて1度ほど低い実績になりそうだ。

 今期のサトウキビは、当初地区全体で35万㌧が見込まれていたが、その後各社が下方修正。2万6000㌧減の32万㌧台になる見通し。減産要因は生育初期の病害虫被害のほか、昨年夏場の干ばつ、台風などの気象条件が考えられる。

 作型も少なからず影響している。今は全体の6~7割が株出し栽培で、一年一作が主流だが、株を立てた後の管理不足が要因で減産を招いている。今期の株出し栽培の反収(10㌃当たりの収量)は5㌧を下回るとみられ、前期作の6・9㌧と比べて極端に少ない。

 収穫した後の株ぞろえや施肥、補植、除草、株の適時更新といった作業の徹底が求められている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年7月8日(火)9:00
9:00

フレーム切手の販売開始

宮古の風景や「まもる君」使用/郵便局   日本郵便沖縄支社(那覇市、金城努支社長)は7日、交通安全を願ったオリジナルフレーム切手を販売開始した。夏の観光シーズンを前に、安全運転で観光を楽しめるよう宮古島地区交通安全協会と協力して作成。色鮮やかな宮古島…

2025年7月5日(土)9:00
9:00

水難、交通事故注意を

外国人観光客に啓発活動/宮古島署など   宮古島署、宮古島海上保安部、市、宮古島地方気象台は3日、下地島空港で「水難事故および交通事故防止」の啓発活動を合同で行った。韓国と香港からの到着便に合わせ、署員や職員がパンフレットなどを配布し事故防止を訴えた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!