04/20
2024
Sat
旧暦:3月11日 先勝 癸 穀雨
産業・経済
2018年5月9日(水)9:00

地産地消でキャンペーン/「ゴーヤーの日」

特価販売に黒山の人だかり


1袋50円の島内産ゴーヤーを買い求める市民。販売コーナーには黒山の人だかりができた=8日、JAあたらす市場

1袋50円の島内産ゴーヤーを買い求める市民。販売コーナーには黒山の人だかりができた=8日、JAあたらす市場

 毎年5月8日は語呂合わせで「ゴーヤーの日」。JAおきなわ宮古地区本部や県、宮古島市などでつくるキャンペーン実行委員会は同日、JAファーマーズマーケットあたらす市場で約500㌘のゴーヤーを50円の特価で販売し、地産地消を推進した。市場には販売開始時間に合わせて多くの市民が訪れ、旬のゴーヤーを買い求めていた。

 ゴーヤーの日は、1997年に県とJA沖縄経済連が制定した。ビタミンCを多く含む健康野菜を県内外に広めて生産振興を図ることが狙い。宮古地区では毎年キャンペーンを開いて消費の拡大を図っている。

 開始セレモニーが市場前で開かれ、実行委員長の下地保造委員長(JA宮古地区本部長)が多くの消費者を前に「きょうは家庭の食卓にゴーヤーの彩りを加えてほしい」と呼び掛けた。

 下地敏彦市長と県宮古農林水産振興センターの大村学所長は祝辞を述べた。それぞれ「高品質で安全、安心な野菜を消費者に届けてほしい」などと話し、一層の生産振興を期待した。

 実行委員会副委員長で生産者の下地堅士朗さんが開会宣言を行い、「宮古のゴーヤーは子どもも食べやすい健康食品です。今晩の献立の一品にしてほしい」と地産地消を促した。

 この後、午前9時からゴーヤーの販売を始めた。開店と同時に販売コーナーは黒山の人だかりに。老若男女多くの市民が商品棚を取り囲み、じっくり品定めをしながら青々と実ったゴーヤーを買い求めた。

 東京都目黒区から旅行中の廻谷勇志さんと妻の明日香さん、息子の勇翔君の家族はたまたま訪れたあたらす市場でキャンペーンのことを知ったといい、早速特価のゴーヤーを購入した。

 沖縄料理が大好きだという勇志さんは「夏にはゴーヤーチャンプルーを食べている。キャンペーンの日に来ることができてとても幸運だった。ゴーヤーは東京に持ち帰って食べます」と笑顔で話していた。

 2017年度の宮古島産ゴーヤーは、昨年11~12月の強風や長雨等の影響で定植が遅れた。このため1~2月の出荷量が減少。数量870㌧で目標の990㌧には届かなかった。販売金額は約3億4000万円で計画比87%だった。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!