03/23
2025
Sun
旧暦:2月23日 赤口 庚 
政治・行政 社会・全般
2018年5月24日(木)8:56

台風想定し情報提供/災害情報共有システム

全国合同で訓練実施


専用端末で災害情報を入力、送信する防災危機管理課の職員=23日、市役所平良庁舎

専用端末で災害情報を入力、送信する防災危機管理課の職員=23日、市役所平良庁舎

 総務省が所管する災害情報共有システム(Lアラート)の全国合同訓練が23日に行われた。災害情報を地域住民へ迅速に伝達させるため地方公共団体などからの情報を集約し、放送局や新聞社へ提供するシステムで、今回は台風が接近したとの想定で、宮古島市では平良庁舎で防災危機管理課が避難所開設や避難勧告などの情報を専用端末で入力、送信する訓練を行った。

 同システムでは都道府県や市町村、ライフライン事業者などが情報発信者となり災害時の情報をインターネット回線を使ってメインサーバーへ送信することで全国の情報を集約。放送局や新聞社、インターネット事業者など同システムの情報伝達者として加盟しているさまざまなメディアは専用サイトへアクセスして情報を入手し、ニュースなどとして地域住民へ伝達する。

 総務省が2011年6月から運用を開始したもので、沖縄県では15年度から防災情報システムとLアラートを連動させ、災害時に必要な情報を住民へ伝達する仕組みを構築した。

 訓練では県から台風接近の注意喚起情報を受けた市防災危機管理課が、避難所開設、避難勧告や避難指示を発令したとの想定で、それらの情報を専用端末で入力、送信する作業を行い、実際に専用サイトでその情報が掲載されているかなどを確認。台風が通過したとの情報を受け、訓練を終了した。

 防災危機管理課の友利幸正課長は「緊張感を持って訓練に臨んだが、ほぼ予定通り、スムーズに行うことができた。すでに実践でも活用していて、以前は災害時に全国のマスコミから問い合わせが来ると事務機能がパンクして大変だったが、このシステムを導入してからは、ここの情報を見てもらえばよくなったので助かっている」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年3月21日(金)9:00
9:00

シギラで海開き宣言

豊かな海へ、稚魚を放流/南西楽園リゾート   南西楽園リゾート(髙橋洋二会長)は20日、シギラビーチで海開きイベントを開催した。晴天に恵まれ、イベントでは稚魚の放流体験、SUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティの無料体験があり、地域住民や観光客…

2025年3月14日(金)9:00
9:00

観光シーズン到来へ

観光協、来月6日海びらき   宮古島観光協会(吉井良介会長)は13日、同協会で記者会見し、今年の海びらきを4月6日に下地与那覇の前浜ビーチで開催すると発表した。「第47回サンゴの楽園未来まで 集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」を皮切りに宮古島では本格的な…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!