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産業・経済
2018年6月6日(水)8:57

マンゴー着果率3割/18年産

生産量400~500㌧台か


宮古地区全体の今期マンゴーの着果率が33%にとどまることが県などの調べで分かった。この農園では50%程度を維持した=5日、市内の農園

宮古地区全体の今期マンゴーの着果率が33%にとどまることが県などの調べで分かった。この農園では50%程度を維持した=5日、市内の農園

 2018年宮古島産マンゴーの着果率が全体の33%にとどまることが県などの調べで分かった。豊作(700㌧以上)の年と比較して2~3割の減。出蕾率38%の低さがそのまま着果に反映された格好だ。果実の減産は確実で、2年前の不作と同程度の400~500㌧程度が見込まれる。

 県、宮古島市、JAで構成する宮古地区園芸技術員会が先月9日、総栽培面積74㌶のうち、約25㌶のハウスで目視調査を行った。

 この結果、着果率は33%と低く、前期の約50%(果実生産量730㌧)の実績を大きく下回った。

 マンゴー栽培は、意図的に実を付けずに木を休ませることがある。従って着果率は多いときでも総栽培面積の50~60%。この数字が生産量を左右する一つの基準になっているが、今期は30%台とかなり低い。

 着果が悪いため各農園では着果個数調整が行われている。マンゴーは通常、1本の枝に一つの実を付けるのが理想的だが、今期は1枝に2~3個付ける農園が見られるため、生産予測が難しい。ただ、少なくとも昨期並みの700㌧台は見込めないのが現状だ。

 今期のマンゴーは年末年始の冷え込みに恵まれ、花芽分化を促進する上では最高の気象条件だった。

 だが、1月後半に入って花の動きが鈍化。2月も持ち直しはなく、開花は全体の3~4割だった。

 要因は樹体の回復の遅れや日照不足などが挙げられているが、現段階では断定できていない。樹体の回復の遅れは、昨期の収穫盛期が例年より10日ほど後ろにずれ込んだだめ。開花期までに回復し切れなかったという見方がある。

 今期マンゴーの出荷は7月中旬~下旬になることが予想されている。加温ハウスなど一部の農園はすでに出荷を始めている。


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