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政治・行政
2018年6月27日(水)9:00

伊良部断水 損害補償認めず/市議会6月定例会が閉会

賛成少数で陳情不採択


伊良部の断水に関する陳情案件を不採択とした本会議=26日、市議会議場

伊良部の断水に関する陳情案件を不採択とした本会議=26日、市議会議場

 伊良部南区における断水問題で、宮古島市議会(佐久本洋介議長)は26日、商業施設への補償対応を求める陳情案件を賛成少数で不採択とした。採択を求める野党に対し、与党は「不採択」と判断した経済工務委員会の審査結果を支持。水道事業給水条例及び顧問弁護士の見解等を根拠に、市は賠償の責めは負うべきではないと結論付けた。

 断水に伴う補償の対応を求める陳情は、伊良部南地区商業施設有志の会が今定例会に提出していた。

 水道機器の損傷という管理不行き届き及び初動対応の誤りを指摘し、「人為的災害、人災であると言っても過言ではない」として市に対応を求める内容だ。

 この陳情を経済工務委員会(高吉幸光委員長)が15日に審査し、「不採択」と判断。26日の最終本会議で審査の結果を報告した。

 報告後の討論で意見が分かれた。國仲昌二氏は一般質問における当局答弁を挙げ、「市の瑕疵があった場合も給水条例16条は適用されるのかという質問に『弁護士と相談しながら検討したい』と答えている」と指摘し、現段階での不採択の判断を「早計」とした。

 濱元雅浩氏は「本心としては継続審査だ」としながらも、採択すべきの立場から討論し、「インフラに対して何らかの補償を求めており、補償の対応を交渉する窓口を行政として持ってほしい。採択でその窓口が開かれる」と訴えた。

 一方、新里匠氏は「(給水条例で)市は責めを負わない。行政手続き上決められたことであり採択すべきではない」と反論した。

 真栄城徳彦氏は断水時における市の対応の不手際に触れながらも「不採択」とする審査結果を支持。「給水条例を見ても、弁護士の意見を聞いても賠償は難しいこと」と述べ、「公金支出は慎重にならなければならない」とくぎを刺した。

 討論の終結を経て最終的に採決を取り、同陳情案件は不採択とされた。

 このほか、竹原地区区画整理事業に伴う道路工事に関する要請の陳情も「不採択」とされた。「後期高齢者の窓口負担の見直し」に当たり原則1割負担の継続を求める意見、こども医療費無料制度の拡充に関するアピールへの賛同を求めた陳情はそれぞれ採択した。


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