12/11
2024
Wed
旧暦:11月10日 友引 戊 
社会・全般
2019年2月10日(日)8:57

原告21人が和解/B型肝炎訴訟

宮古在住者4人も

 B型肝炎訴訟の口頭弁論が8日、那覇地裁であり、21人の和解が成立した。宮古在住者4人を含んでいる。これにより、和解済みの原告は270人となった(原告349人)。

 この訴訟は、集団予防接種での注射器等の使い回しによってB型肝炎に感染した人(母子感染者も含む)の救済を求める訴訟だ。

 那覇地裁では6年以上前から提訴が繰り返されており、8日にも36回目の提訴があった。

 裁判所期日は年5~6回開かれ、条件の整った人から和解が成立している。

 和解内容は法律に従った給付金の支給で、無症候性キャリア、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、死亡など病態によって金額(50万~3600万円)は異なる。

 これらの法律の適用を受けるためには国を相手に裁判を起こす必要があるが、全国に弁護団が結成されており、すでに多くの被害者が国と和解して給付金の支給を受けているのが現状だ。

 B型肝炎の被害者は、全国に数十万人と言われ、沖縄でも数千人いると考えられるという。弁護団は「遺族も原告になることが可能」としており、原告を募っている。

 肝炎ウイルス保有の有無について不明な場合は、保健所などで無料検査を受けることができる。

 B型肝炎訴訟に関する問い合わせ窓口は、宮古島総合法律事務所(0980・75・0603)か、沖縄合同法律事務所(098・917・1088)まで。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年12月10日(火)9:00
9:00

持続可能な観光展望

観光庁事業 有識者が講演・トーク   スペシャルトークイベント&ワークショップ「島に添う。島を継ぐ。」(沖縄・奄美共同検討委員会主管)が9、10の日程で、平良東仲宗根添のかたあきの里などで行われている。初日は基調講演とスペシャルトークセッションなどが…

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!