12/02
2024
Mon
旧暦:11月1日 大安 己 
社会・全般
2019年2月25日(月)9:00

県民投票 「反対」4分の1超える/知事、日米政府に通知へ

「反対」が43万4273人


県民投票で「反対」が4分の1を超え、会見する玉城デニー知事=25日、県庁

県民投票で「反対」が4分の1を超え、会見する玉城デニー知事=25日、県庁

 【那覇支社】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立ての是非を問う県民投票は24日、投開票が行われた。「反対」が43万4273人、「賛成」が11万4933人、「どちらでもない」が5万2682人となり、「反対」が投票資格者総数の4分の1(約29万人)を大きく超えた。県全体の投票率は52・48%で、宮古島市の投票率は38・48%、多良間村は50・36%だった。

 辺野古の埋め立てに「反対」の得票が投票資格者総数の4分の1を超えたことを受け、玉城デニー知事は安倍晋三首相とトランプ米国大統領に結果を通知することになる。

 県民投票の投票資格者総数は115万3591人。期日前投票では、県全体で約20%に当たる23万7447人が23日までに投票を済ませていた。宮古島市の期日前投票数は6088人、多良間村では210人だった。

 今回の県民投票では、「反対」の得票数が昨年9月の県知事選で玉城知事が獲得した票数(約39万7000票)を超えるかにも注目が集まったが、「反対」は県知事選を約3万7000人上回る結果になった。

 玉城知事は25日未明に会見し「普天間飛行場の辺野古移設への反対という民意は、過去2回の知事選挙などでも示されてきたが、今回の県民投票で辺野古埋め立てに絞った県民の民意が明確に示されたのは、きわめて重要な意義がある。県民投票の結果を受け、辺野古新基地建設の阻止に改めて全身全霊を捧げていくことを誓う」と述べた。

 一方、政府は県民投票の結果にかかわらず辺野古の埋め立て工事を推進する方針を示している。玉城知事は、近く上京して政府に県民投票の結果を伝達するとみられ、今後も国と県の駆け引きが続くことになる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!