04/26
2024
Fri
旧暦:3月17日 先勝 己 
社会・全般
2019年3月2日(土)9:00

求人倍率、初の2倍超/宮古管内

公的機関で大口求人


求人数・求職者数

求人数・求職者数

 宮古管内における2019年1月の有効求人倍率が2・04倍と過去最高値を更新した。県内で初めて2倍を超えた。1人の求職者に二つの働き口がある。新規求人が大幅に増え、職を求める人が減少したことが倍率上昇の主な要因。市役所など公的機関の臨時・非常勤等で370人の大きな求人があった。宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古、渡真利直人所長)が1日、発表した。

 有効求人倍率は、求職者1人につき何件の求人があるのかを示す指標。19年1月の2・04倍は、前年同月比で0・48ポイント上昇した。

 月間有効求人数は1619人で、前年同月比247人(18%)増加した。新規の求人数は738人で同比39人(5・6%)増えた。

 新規の中で、正社員の求人は計166人。構成比は22・7%だった。

 産業別の求人をみると不動産業、賃貸業のほか「公務・その他」で大口の求人があった。特に公務・その他では370人あり、前年同月比で207人増えた。

 県や市など臨時・非常勤の求人が多く、例年は2~3月に集中するが、人手不足の現状を踏まえて早めに取り組んだとみられる。

 一方の求職者数は月間有効求職者数が792人、新規求職申込件数は326件で、いずれも前年の同月と比べて減少し、管内の人手不足を印象付けた。

 ハローワーク宮古によると、1月は県内にある5公共職業安定所のすべてで有効求人倍率が1倍を超えているという。全県の倍率も1・23倍で過去最高値。

 同所では過去最高の有効求人倍率について「全国的に人手不足だが、宮古ではより顕著に表れている」と分析。「シニアや子育て世代を掘り起こしながら充足させたい」としている。

 県内初で2倍に達した管内の有効求人倍率だが、公務の臨時・非常勤求人が落ち着く3月以降はやや下降するとみられる。ただ、引き続き高い求人倍率で推移するという見方が強い。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!