04/26
2024
Fri
旧暦:3月17日 先勝 己 
政治・行政
2019年3月9日(土)9:00

「財調」初の取崩しへ

市議会予算委 財源不足補う


財政調整基金の一般会計繰り入れについて宮国総務部長が答弁する市議会予算決算委員会=8日、市議会議場

財政調整基金の一般会計繰り入れについて宮国総務部長が答弁する市議会予算決算委員会=8日、市議会議場

 宮古島市は市の「貯金」に当たる財政調整基金から13億3757万円を取り崩して一般会計に繰り入れる方針だ。初の措置で、市では「事業規模に対する一般財源不足を補うため」と説明している。2019年度一般会計当初予算案に計上され、市議会3月定例会に提出されている。8日の市議会予算決算委員会(山里雅彦委員長)で、各議員の質問に市当局が理由などを説明した。


 財政調整基金は、市財政の黒字分の一部を積み立てており、17年度末時点での積み立て総額は91億5700万円となっている。

 宮国高宣部長は「前年度までは当初予算編成時には計上していなかった。19年度は前年度と比較して普通交付税加算額の減少や臨時財政対策債は減少。普通建設事業の単独事業による庁舎整備などの事業費は大きく、市債など特定財源を充当しても事業費規模に影響が生じたことから、財政調整基金からの繰入金を計上した」と事業費不足を補うために繰り入れを行う考えを示した。濱元雅浩氏への答弁。

 財政課の砂川朗課長は、財政調整基金は基本的に一般財源であり、特定の事業に充当するものではなく、年度歳出予算に対して一般財源不足分を計上しているなどと説明した。上里樹氏への答弁。

 真栄城徳彦氏が、借金に当たる市債が大幅に増えていることを指摘したのに対し宮国部長は「20年度で大型プロジェクトはほぼ終了する予定で、起債のピークは23年までと見ている。予算編成や基金の取り崩しは慎重に扱っていきたいし、(起債の)ピークまでは緊張感、危機感を持って対応していきたい」と答えた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!