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産業・経済
2019年3月20日(水)8:57

大幅遅れの可能性も

市議会一般質問
クルーズ旅客ターミナル

 平良港で現在、工事が進められている平良港国際クルーズ拠点整備事業のうち、市と提携している船会社が建設する旅客ターミナルについて、建設位置が市と船会社で合意に至っておらず、このままでは完成が大幅に遅れる可能性があることが分かった。19日の市議会3月定例会一般質問で新里匠氏の質問に建設部の下地康教部長が答弁した。


 平良港国際クルーズ拠点整備事業は、平良港が国土交通省から拠点港としての選定を受け、宮古島市とクルーズ会社グループのカーニバル・コーポレーション&PLC(カーニバル社)が連携して行うもの。国と市が14万㌧級のクルーズ船が接岸できる専用岸壁と旅客船用ふ頭用地、旅客船ふ頭から臨海道路荷川取線までを結ぶ臨港道路を、カーニバル社が旅客ターミナルを整備することとなっている。

 当初予定では旅客ターミナルは荷川取地区にある人頭税石近くの漲水地区港湾関連用地に建設される計画で、カーニバル社も合意の意向を示していた。しかしその後、北防波堤に整備される専用岸壁に隣接する海上に整備することを提案してきたという。

 一般質問での答弁で下地部長は建設位置について、現時点で合意に至っていないことを説明。カーニバル社が求める位置に建設するためには港湾計画の改定や整備するための工法の検討が新たに必要になるとして、完成するまでには「最低でも5年くらいの期間が必要と捉えている」との認識を語った。

 本紙の取材に対し下地部長は、同事業ではカーニバル社が旅客ターミナルを整備することがクルーズ船専用岸壁を優先利用できる条件になっていることから、完成までは同社に優先権が与えられないことを説明。旅客ターミナルが未整備でも2020年4月供用開始予定の専用岸壁が完成すれば、CIQ(税関、出入国管理、検疫)に対応できる簡易施設を整備するか、船内対応とすることで、専用岸壁の利用は可能になるとの考えを示した。


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