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社会・全般
2019年4月9日(火)8:57

誘導弾を島外搬出

岩屋防衛相が改めて謝罪
陸上自衛隊

 陸自宮古島駐屯地に、事前説明がないまま中距離多目的誘導弾等が保管されていた問題で、防衛省陸上自衛隊は6日までに、同誘導弾や迫撃砲の弾薬類を島外に搬出したことを明らかにした。岩屋毅防衛相は7日午前、下地敏彦市長や千代田の住民と会い、弾薬保管をめぐる一連の対応について改めて謝罪した。


 中距離多目的誘導弾や迫撃砲の弾薬類の保管は、市や住民に事前説明がないまま保管されていた。防衛省はこれを認め、岩屋防衛相が2日、「おわび申し上げたい」と謝罪している。

 7日にあった宮古警備隊隊旗授与式に出席した岩屋防衛相は、開式前に下地市長と上野千代田の住民にあらためて謝罪したという。

 その上で記者団に「説明に不十分な点があり、市長及び千代田地区の代表者の方々に対し、あらためておわびを申し上げた」とする経過を示し、「明示的に説明ができていなかったという点を反省し、これからはより丁寧に、地域の皆さまに分かりやすい説明を行っていきたい」と述べた。

 下地市長によると、岩屋防衛相は「丁寧に説明する必要があった」と言ってわびたという。その上で下地市長は「保管庫という概念で話したと思うが、具体的な形で、どんなものかということは説明した方が良かった。その旨は防衛省にも言った」と苦言を呈した。

 問題となった弾薬類の保管をめぐっては陸自も同日会見を開き、弾薬の保管と搬出の経緯を説明した。ただ、搬出先や搬出方法に関しては「運用に関わる」として明かさなかった。

 中距離多目的誘導弾や迫撃砲の弾薬の保管については「ここに弾薬を置きたいと考えた理由はある」と必要性を認め、駐屯地外で保管することで不利益を生じさせないよう「何らかの措置をして対処能力を万全にしていく」と答えた。

 保良地区への弾薬類保管にかかる運用面での影響の有無は「軍事的合理性の観点から、弾薬が近いところにあるのが望ましい」としながらも、「輸送や連絡の手段を構築して、その状況の中でベストな状態をつくっていく」と説明した。

 保良地区への弾薬庫整備に関しては、防衛相が同日の会見で、「その場において弾薬を集約して保管していきたい」という明確な方針を示している。


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