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産業・経済
2019年6月1日(土)9:00

下地島空港に初の国際便/大韓航空で124人が来島

島の空、世界とつながる


初の国際チャーター便の運航を喜び、関係者が韓国からの来島者を盛大に出迎えた=31日、下地島空港(下地島エアポートマネジメント提供)

初の国際チャーター便の運航を喜び、関係者が韓国からの来島者を盛大に出迎えた=31日、下地島空港(下地島エアポートマネジメント提供)

 「島の空、世界とつながる」-。下地島空港に31日、初めての国際線チャーター便が運航した。この日の午後、韓国ソウルの仁川国際空港からの大韓航空機が124人の乗客とともに飛来。関係者から盛大な歓迎を受けた。さらに、下地島空港は動植物検疫上の指定空港となっており、この日は検疫業務も行われた。同空港には7月から国際定期便として、香港エクスプレスが毎週火・金・日の週3便の運航を予定している。

 この日は午後から雨の予報だったが、天気は持ちこたえ大韓航空機が到着後も南国の日差しが降り注ぎ、滑走路に降り立った韓国からの観光客は南国の雰囲気を満喫していた。

 大韓航空の金正洙日本地域本部長は「飛行機を降りた観光客はみんな笑顔だったので喜んでいる。家族連れが多いので、日本のいろいろな場所に訪れた経験のある人が今回は多いと思うが、この島で新しい日本の魅力を感じてくれると思う」と話した。

 また、今後の定期便就航の可能性については「社としては需要がどれくらいあるかをまずは確認した上で定期便にするかを判断する」と述べた。

 その上で「そのために実績が必要。旅行業界にも集客できる場所として認めさせることが必要で、それを踏まえて定期便の就航になることからある程度時間はかかると思う」と話した。

 盛大に歓迎した長濱政治副市長も「非常に感激した。初のチャーター便が就航したということは、この島の良さを訪れた人たちを通して世界にアピールできるということ。今回の運航を一つの契機として島の観光はさらに飛躍すると思う」と述べた。

 今後同路線のチャーター便運航は、3日、6日、9日を予定。1日1往復で、計4往復。金本部長によると期間中、約350人が来島を予定しているという。

 チャーター便の運航機材は、ボーイング737-800。座席数は138席でビジネスクラス12席、エコノミークラス126席となっている。


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