19年路線価 最高価格2年連続の伸び/宮古地区
西里通り7万2000円/前年比4・3%上昇
【那覇支社】沖縄国税事務所は1日、2019年1月1日時点の県内路線価を発表した。宮古地区での最高値は21年連続の「平良字西里の西里大通り」で、1平方㍍当たり7万2000円(前年比4・3%の上昇)となった。宮古島税務署管内の路線価最高値が上昇するのは2年連続で、伸び率も前年の3・0%から拡大した。
また、同日公表された国税庁のホームページによると、市場通りは同6万7000円(同6・3%上昇)、下里通りは同6万4000円(同3・2%上昇)だった。
このほか、宮古島市役所平良庁舎前の県道243号線は同5万4000円(前年比3・8%上昇)、宮古郵便局前のまてぃだ通りは同3万5000円(前年と同値)、パイナガマビーチ前の国道390号線は同4万3000円(同13・2%上昇)だった。
宮古島税務署管内の最高路線価は、1992年から94年の同23万5000円をピークに、95年から下落。2007年から08年は横ばい(1平方㍍当たり8万4000円)となっていたものの、リーマンショック後の09年から5年連続で下落。その後は、17年までほぼ横ばいが続いていた。
県全体の最高路線価は、18年連続で那覇市久茂地3丁目の「国際通り」で同103万円(同39・2%上昇)。7年連続の上昇で、前年の10・4%から大きく上げ幅を広げた。都道府県庁所在地別の最高路線価上昇率では全国トップ、価格でも全国16位と昨年の18位から順位を上げた。
県内の最高路線価が100万円を超えるのは、1999年(107万円)以来20年ぶり。八重山地区の最高値は、石垣市字大川の「市役所通り」の同13万5000円(同8・0%上昇)だった。