04/19
2024
Fri
旧暦:3月10日 赤口 壬 
教育・文化
2019年7月2日(火)8:59

西里さん総理大臣賞/第54回たぶろう展

悲恋の美女マムヤ描く/「宮古島を印象付けた」


第54回たぶろう展で内閣総理大臣賞を受賞した西里さんと作品「オーロラとマムヤ」=6月15日、東京都の国立新美術館(写真提供・西里さん)

第54回たぶろう展で内閣総理大臣賞を受賞した西里さんと作品「オーロラとマムヤ」=6月15日、東京都の国立新美術館(写真提供・西里さん)

 市城辺在住の画家・西里恵子さんが第54回全国公募たぶろう展(たぶろう美術協会主催)で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞した。宮古島市では初の受賞で、作品のタイトルは「オーロラとマムヤ」。油絵で城辺保良に伝わる悲恋の美女「マムヤ」をテーマに描いた。西里さんは「生涯追い求めているテーマが審査員の目に留まった。宮古島を印象付けられたと思う」と話した。1日に受賞報告を受けた下地敏彦市長は「印象的な色使いで心に残る」と祝福した。

 全国から寄せられた約180点の中から選ばれた作品はF100号(約165㌢×130㌢)の大作。

 マムヤの墓がある東平安名崎に何回も足を運び構想を膨らませ、約2週間で完成させたという。

 保良漁港に実際にある大岩が海に沈み、その中央で天空のオーロラの光を糸に転ずるマムヤを神秘的に描いた。

 西里さんは「私にとってマムヤは悲恋の主人公ではなく、織物のアーティストというイメージ。昔の人たちが何をもって民話にして伝えようとしたのかも興味がある」と話した。

 作品は6月12~24日まで東京の国立新美術館で展示された。授賞式は15日に同美術館で行われた。

 展示会会場から作品がまだ届いていないが、14日に開かれる受賞祝賀会(実行委主催)でお披露目される予定。

 西里さんが主宰する絵画教室に通う伊良部映里さんは「クサカベえのぐ賞」を受賞した。

 下地市長への報告は西里さん、伊良部さんほか、たぶろう展受賞祝賀会実行委員会代表の宮城敏郎さんが同席した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!