89・4%で過去最高/自動車税納期内納付率
19年度宮古地域 県平均を1.1%上回る
県宮古事務所県税課はこのほど、5月31日が期限だった2019年度自動車税の納期内納付状況を発表した。納付率は前年度より0・7ポイント上昇の89・4%となり、過去最高を更新した。さらに、県平均(88・3%)も1・1%上回った。
同課によると、19年度の課税対象台数は、宮古島市、多良間村合わせて1万4368件。
このうち、納期内納付件数は1万2850件(税額にして4億2666万3200円)となっている。
同課は納付率上昇の主な要因として住民の納税意識の向上や、コンビニエンスストアでの納付が定着したことなどを挙げている。
同所の稲福具実所長は「納期内納付率が過去最高となり、さらに県平均を大きく上回る素晴らしい結果」と評価した。
その上で「これも地域住民の納税意識の高さが現れた結果。これからも公平公正な税務行政の運営を図り、納税者個別の事情にも配慮しながら貴重な自主財源である税収の確保に努めたい」とのコメントを寄せた。
県税課は、納期内納付をしなかった対象者には督促状を6月28日に発送。督促状でも納めない場合は、今月8日以降、財産(自動車、預貯金、給与など)の差し押さえをする場合もあるとしている。
また、一度に納められない事情がある人については、世帯の収支状況などを確認しながら分割納付の相談も受け付ける。
問い合わせは県宮古事務所県税課(電話72・2553)まで。