投票はがき まだ届かず
市選管に問い合わせ30件余/期日前、低調推移
参議院選挙の期日前投票の出足が低調だ。宮古島市では公示翌日の5日から始まり7日までの出だし3日間で355人だった。地方選挙に比較して国政選挙は盛り上がりに欠ける部分もあるが、加えて今回は投票所入場整理券(はがき)の配達遅れが水を差した。8日、市選管には入場整理券が届いていないという問い合わせの電話が30本以上あった。
市選管は政府が臨時閣議で選挙日程を決定した6月26日に入場整理券の印刷を発注し、投票所別に区分けして公示日の4日に郵便局に発送した。期日前投票が始まった5日にはほとんどの有権者には届いていなかった。郵便局によると5、6、8日ですべての配達を終えたという。市選管は「今後の伸びに期待したい」としながらも前回(2016年)水準を割り込むことを懸念している。
期日前投票は20日まで。時間は午前8時30分~午後8時。
入場整理券が届かない場合や紛失した場合でも運転免許証や保険証など、本人と確認できるものを提示すれば投票所で再発行できる。印鑑などは不要。
宮古島市の有権者数は4万5118人(男性2万2639人、女性2万2479人)。前回は有権者の12%の5543人が期日前投票した。
沖縄選挙区に立候補しているのは届け出順に、前シンバホールディングス会長の安里繁信氏(49)=自民公認、公明、維新推薦=、琉球大学名誉教授で「オール沖縄」側が推す高良鉄美氏(65)=無所属=、非常勤職員の磯山秀夫氏(72)=NHKから国民を守る党公認=、辺野古商工会理事の玉利朝輝氏(60)=無所属。
比例代表には、社民党から仲村未央氏(47)、自民党から比嘉奈津美氏(60)、共産党からは島袋恵祐氏(32)がそれぞれ立候補している。