きょう14店舗が開店/セブン-イレブン
宮古産そばの商品も
【那覇支社】コンビニエンスストアのセブン-イレブンが11日、沖縄本島に県内で初めて14店舗を開店させる。コンビニ最大手の同社が進出することで、本島内で業界の競争が激化することになる。セブン-イレブン・沖縄の久鍋研二社長は「クオリティーを追求した商品を召し上がってほしい」と語った。
県内進出に当たり、同社は13品目の沖縄限定商品をを打ち出した。このうち、ざるそばの「もりそば」は、宮古島産そばを使用している。このほか、ポーク玉子おむすびや、じゅーしーおにぎり、タコライス、デザートでは県産シークヮーサー果汁を合わせた杏仁豆腐などもある。
久鍋社長は「セブン-イレブンの味を知っていただきたいという意味で、多くの品ぞろえをしている。沖縄には、魅力的な商品や食材がたくさんある。今回は厳選してアイテムとした」と述べた。
今回、同社が出店するのは那覇市7店舗、糸満市3店舗、豊見城市2店舗、北谷町1店舗、八重瀬町1店舗。同社は、今年8月に浦添市と南風原町、10月にはうるま市と沖縄市、来年3月には名護市に進出する方針で、5年間で約250店の出店を目指している。
県内での競争について、久鍋社長は「沖縄の成長、コンビニのニーズは多くあると思っている。最後発で沖縄に出店していくが、マーケットの大きさやファンを多くつくっていくことで、250店を出店できると考えている」と語った。
宮古・八重山など離島への進出について、久鍋社長は「現時点で出店の予定はない。私たちは、安心・安全な商品を供給する体制をつくって出店してきた。現時点では難しいと思っている」とした上で、「ただ、要望はたくさんある。将来的には、いろいろな出店の仕方があると思う。検討した上で、離島のお客さまにも対応できる体制をつくっていきたい」と述べた。