地元企業・資材優先に/県工業連
多良間村に指導徹底要請
【多良間】沖縄県工業連合会(古波津昇会長)は10日、村役場を訪れ、伊良皆光夫村長らに県産品奨励キャンペーンの要請書を手渡した。古波津会長は、公共工事の発注に当たって地元企業を優先すると同時に、県産資材の優先使用について業者への指導を徹底するよう求めた。
13社の代表が各企業の取り組みについて説明した。拓南商事は、障害者就労支援センターと共同で廃棄自動車のシートベルトを再利用してエコバックを作っていることをアピール。オリオンビールは県産フルーツを活用した自社初となるチューハイブランド「WATTA(ワッタ)」を紹介した。
伊良皆村長は「多良間村としても県産品の使用について検討しながら行っている。年々、技術向上を示し、いろいろな物ができている。離島としての課題もあるが今後検討しながら取り組んでいきたい」と述べた。
村議会の森山実夫議長は「4月になると新製品を見るのが楽しみで、皆さんの技術を期待している。今後も沖縄県のためにさまざまな面に頑張っていただきたい」と話した。
同キャンペーンは、県産品の需要拡大を図ることで、県内企業の育成強化と雇用拡大を促進し、県経済の活性化を推進することを目的に毎年実施している。