海の生物に触ったよ/平良港
体験コーナーに歓声
海の日記念みなとフェスタ
「海の日」の記念イベント「みなとフェスタ2019」(主催・宮古島市港湾課)が14日、平良港マリン広場などで開催された。大勢の家族連れが参加し、島の生活を支える平良港の役割を学びながら多彩な企画を楽しんだ。
会場にはさまざまな体験コーナーが用意された。ヒトデやナマコなどの海の生き物と触れ合う「タッチプール」では、大きなナマコを笑顔で持ち上げたり、近付くことも嫌がって泣き出したりする子供たちの姿も見られた。
船で行く平良港内見学ツアーや水上バイク体験試乗、クルーズ船「モンブラン」の船内見学なども行われた。平良港ターミナルビルでは、平良港今昔パネル展や環境・灯台パネル展も開かれた。
宮古島海上保安部は海難救助訓練を実施。岸壁からロープを伝って船に乗り込み、要救助者を陸に運ぶ一連の流れを披露した。巡視船「はりみず」の一般公開も人気を集めた。
開会式で下地敏彦市長は「子供から大人まで学習し、楽しめる企画を用意した。地域住民の交流の場として、港から始まる地域活性化につながることを期待する」と述べた。
家族で参加した安元日咲ちゃん(5)は「ナマコとヒトデを初めて触った。プニュプニュして気持ち悪かったけど面白かった」と笑顔で感想を話した。
海の日は、海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日として、1995年に国民の祝日に制定された。