総理大臣賞受賞を祝う
たぶろう展
西里さん「人が驚く作品描く」
第54回全国公募たぶろう展で、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した西里恵子さんの受賞祝賀会(主催・たぶろう展受賞祝賀会実行委員会)が14日、市内のホテルで開催された。市文化協会や絵画教室の関係者らが集まり、西里さんの快挙を盛大に祝福した。
ステージには受賞作の「オーロラとマムヤ」と賞状が並べられた。西里さんは制作時を振り返りながら作品を解説。「見えないものを見えるようになるまで五感を研ぎ澄まし、形を作ることが絵描きの醍醐味(だいごみ)。今後も人が驚くような、これまでの常識を覆すような作品を描きたい」と意気込みを語った。
主催者を代表して宮城敏郎さんは「最高賞に選ばれたのは本当に素晴らしいこと。宮古では美術について語る機会はなかなかない。皆さんにとって有意義で楽しい時間になることを願う」と述べた。
来賓に招かれた市文化協会の大城裕子会長は「受賞おめでとう。会員や市民にとって誇りであり、今後の文化活動の大きな励みになる。作品からはあふれる生命力が伝わってくる。今後も西里さんの多くの作品と出会えることを楽しみにしている」と期待を込めた。
西里さんは、城辺福里にあるアートスペース「アキュリア」を主宰している。