涼求め、市民らどっと/宮古島夏まつり
歩行者天国にぎわう
露店、金魚すくい満喫
宮古島夏まつり2019の歩行者天国が20日から始まり、市内の西里、下里、市場の3通りは多くの市民や観光客でにぎわいを見せた。道路脇に並ぶ露店前は黒山の人だかりに。浴衣や甚平姿の市民でごった返した。歩行者天国は21日まで。
初日の歩行者天国は午後5時に始まった。3通りの交通が規制されると、涼しげな祭りスタイルの市民や観光客がどっと訪れ、飲食物や子どものおもちゃなどを販売する露店に立ち寄りながら祭りを満喫した。
子どもたちは恒例の金魚すくいをはじめダーツやバスケットボールシュート合戦に夢中。中で跳びはねて遊ぶエアー遊具も大人気だった。特設ステージで行われた軽音楽ライブや路上パフォーマンスも盛況だった。
下里通りではちびっ子駅伝大会も。多くの子どもたちが参加し、仲間とたすきをつなぎながら健脚を競い合った。沿道の市民は声援を送り、懸命に走る児童の背中を後押ししていた。
日が落ちてくると、通りにはたくさんの親子連れが涼を求めて来場した。譜久原旭飛君(5)は家族4人で訪れた。旭飛君は「アイスが早く食べたいです。おもちゃを買ってもらうのが楽しみ」と笑顔。父の茂貴さん(38)は「子供たちが祭り好きなので、毎年家族そろって来ている。楽しく過ごしたい」と話した。
平良中学校2年の伊計風音(かのん)さんは友人と2人で訪れ、歩行者天国を存分に楽しんだ。「夜店にはおいしいものがたくさんあるし、祭りの雰囲気が大好き」と話していた。
歩行者天国は、きょう21日も午後5時から同9時まで行われる。特設ステージでは宮古高校によるフラダンスをはじめ、パニパニガールズのステージ、ミス宮古島の発表会もある。
祭りの締めは東西大綱引き。公設市場前交差点を中心に東西に分かれ、祭り参加者が大綱を引き合う。