県内外の障がい者が交流/バリアフリー釣り大会
第5回宮古島市バリアフリー・フィッシング大会(共催・自立生活センターまんた、市社会福祉協議会、市身体障がい者福祉協会)が21日午前、荷川取漁港で行われた。
県内外の障がい者と地元のボランティアなど約30人が参加し、交流を深めながら釣果を競い合った。
開会式のあいさつでは、「まんた」の新里聖寿共同代表が「天候にも恵まれたので、いろいろな魚が釣れると思う。みんなで楽しいひとときを過ごしてほしい」と呼び掛けた。
参加者たちは数人1組となって、漁港内の思い思いの場所でまき餌をしながら釣り糸を垂らし、当たりが来るのを待った。
釣り竿に反応があるたびに、それぞれのグループからは「逃がさないでよ」「頑張れ、頑張れ」の声援が起こった。
釣り終了後は、釣果表彰が行われ「将来は大物で賞」「珍しいで賞」「JTAで賞」などユニークな賞に出場者が選ばれるたびに、会場には笑い声が響いた。
そのほか、日本トランスオーシャン航空の職員もボランティアとして参加。出場者をサポートしながら交流を深めた。
同大会は地元の子供たちと県内外の障がい者が釣りを通して交流することで、障がい者への理解と社会参加の機会を促進することなどを目的に開催されている。