犯罪抑止対策など推進/かぎすま協
19年度項目を承認
安全で安心な社会を実現するための総合的な取り組みを推進する「宮古かぎすま安全なまちづくり推進協議会」(会長・下地敏彦市長)が24日、宮古島警察署で行われた。同署署員が管内の治安情勢などについて説明したほか、2018年度事業報告と19年度推進項目について審議し承認した。
今年度の推進事業では安全安心な魅力ある宮古圏域の実現を目指して住民や行政、警察、関係機関や団体が一丸となって「ちゅらさん運動」を地域住民総ぐるみで推進するとの基本方針を確認した。
今年度の推進項目は▽犯罪抑止対策▽安全なまちづくり・防犯カメラ設置の実現に向けた取り組み▽子ども・女性見守り事業-の3事業となっている。
このうち犯罪抑止対策については、空き巣や忍び込み、自転車盗などで依然として無施錠の被害が多いことや、強制わいせつなどの前兆事案となる子どもや女性に対する声掛け事案が発生していること、特殊詐欺も6件発生したことなどを紹介し、憂慮すべき状況にあると説明。
このことから▽住宅対象侵入盗、自転車盗、車上狙い対策▽万引き対策▽性犯罪および子ども、女性を対象とした脅威事案対策▽特殊詐欺対策-の6罪種を重点抑止項目として取り組むことを確認した。
協議会冒頭、長濱政治副市長が「安心安全な宮古圏域の実現のため、皆さんと連携を密にして各種活動に取り組んで行く」とする下地市長のあいさつを代読した。また、適正飲酒に取り組む宣言文を提出した共和産業と大米建設が「適正飲酒推進優良事業者」に認定された。